入浴といえば半身浴? それとも、全身しっかり浸かれる全身浴でしょうか? 実は、美容効果を考えると半身浴より全身浴のほうが断然おすすめ。そこで今回は、全身浴のメリットと、キレイになるためのポイントをあわせてご紹介していきましょう。
■半身浴VS全身浴! 血流促進効果は?
浴槽に浸かる目的のひとつが、体を温めることです。体を温めると血行が良くなり、老廃物や疲労物質の排出を促進。体が必要とする酸素や、栄養物を全身に届けることができます。血行が良くなることによって、疲れが取れやすくなるのです。
半身浴にもリラックス効果がありますが、お湯で温めているのは体の半分。体を温めることで得られる血流促進効果は、全身浴のほうが高いと言えます。冷え性や肩こりでお悩みなら、冬場は特に全身浴がおすすめ。お湯の温度は38~40℃で、10分前後の全身浴が最適です。
■肩こりや疲労緩和にも全身浴が◎
肩こりや疲労回復が目的の方であれば、浮力作用による効果も期待できます。ご存知の通り、水(お湯)に浸かると、ふわ~っと体が浮かびますね。このとき筋肉は、自分の体を支える必要がなっている状態。これにより、全身をリラックスさせることができるのです。
たっぷりお湯を張った湯船に浸かったときに感じられる、身も心もふわ~っとするあの感覚。あの感覚には思った以上に、リラックス効果があるのです。
■全身浴には、むくみ改善効果も!
女性に多い「むくみ」の悩みも、全身浴が解決してくれるかもしれません。そもそもむくみとは、流れるべき水分が排出されず、滞ってしまっている状態です。そんなときに、たっぷり張ったお湯に浸かると下半身に水圧がかかり、マッサージと似た効果が得られるのです。
半身浴の場合、単純にお湯の量も半分なので、この水圧作用も半分に。一方全身浴であれば、温かいお湯で全身の血流が良くなっている状態で、なおかつ、水圧によるマッサージ効果が得られるのです。
■水分補給と保湿ケアでキレイに!
全身浴では、水分補給と保湿をしっかりしておくことがキレイの秘訣。入浴は思いのほか、水分を多く失ってしまいます。お風呂に入る前と後には、それぞれコップ1杯の水を飲んでおきましょう。できれば冷たすぎない水が理想的です。
それから、入浴後にはすぐに保湿ケアを。化粧水や保湿クリームなど、自分に合った保湿アイテムを使って入浴後の乾燥を防ぎましょう。湿度も高くて温かい浴室で、そのまま保湿ケアするのもおすすめです。
■おわりに
半身浴にもたしかにメリットがありますが、得られる疲労回復、むくみ改善、リラックス効果などは、全身浴のほうが断然おすすめです。今日はしっかり疲れをとって、ぐっすり眠りたい……。そんなときには、ぜひ全身浴を選んでみてください!