歓楽街はたくさんありますが、なかでも銀座は夜の街として有名な場所。敷居が高い、銀座のホステスはレベルが高いという声もよく耳にしますが、実際働いているホステスたちは、銀座で働くことをどのように感じているのでしょうか? 銀座ホステスに、銀座に勤めてよかったことを聞いてみました!
■水商売でも印象がいい(祐子さん・28歳)
地元から思い切って上京し、銀座のクラブで働くようになりました。
銀座は別格というイメージがあるのか、以前はホステスだというとマイナスに受け止められることがほとんど。でも今、銀座で働いていると話すと「すごいね」「銀座でホステスなんてかっこいい」と言われるようになりました。水商売に反対していた母も「銀座ならいいんじゃない?」と(笑)。
銀座のホステスは教養が高く著名人のお客様も多いというイメージがあるからなのか、水商売でも好意的に受け止められることが多いです。なので、ホステスだということを隠していた時期もありましたが、いまは胸を張ってホステスだと言えます。
■学べることがたくさん(歩実さん・24歳)
昼間の仕事だけでは収入が少なく、掛け持ちで、銀座で働いています。銀座にしたのは、客層がよくホステスの雰囲気も上品で落ち着いたイメージがあったから。
実際働いてみると、大変なこともありますが毎日勉強になります。ママやお姉さんから、お手紙の書き方や言葉遣いなど、マナーを教わる機会も多く、職場よりも学べることがたくさん。
企業のトップや経営者のお客様も多く、そんな方から聞ける話はどれも新鮮で勉強になります。普段私が絶対行けないような高級店にお食事に連れて行ってもらう機会もあり、いい経験をさせてもらっているなと感じることも多いです。
■銀座ルールが自分には合っていた(由梨さん・25歳)
銀座で働く前は、新宿でキャバ嬢をやっていました。永久指名制という銀座独特のルールは最初戸惑いましたが、いまはそんな銀座ルールが自分には合っていたと感じます。
キャバのときは、指名客の取り合いで女の子とギスギスした雰囲気になることも。指名してくれたお客様が、他の女の子を指名するかも……というプレッシャーも常にあって、精神的にへとへとでした。
銀座では、一度担当になれば指名がその日で変わることはありません。もちろん、売り上げのプレッシャーはいまもありますが、担当のお客様と永く信頼関係を築けるので、気持ち的に楽ですね。
■おわりに
3人のホステスが話してくれたように、客層のよさや学びの機会など、筆者も銀座で働いてよかったと思うことが多々あります。
仕事である以上、大変なことはもちろんありますが、長く働いているのは、銀座での経験が自分の財産になっているから。稼ぐだけではなく成長したい人、教養を身に付けたい人は、銀座は最適な環境のはずです!