みなさんは、「耳もみダイエット」をご存知ですか? 『耳もみダイエット(GAKKEN HIT MOOK)』福辻鋭記先生の著書によると、耳を揉むことで、体内からダイエット効果を上げることができるのだとか。昼夜問わず働く忙しいみなさんにこそおすすめ! 今回は、その方法と効果をご紹介します。
■耳もみダイエットのヒミツはツボ!
今回紹介したい耳もみダイエットの提唱者、福辻鋭記先生は、鍼灸治療院の先生で、「日本の名医50人」として、テレビに紹介されたこともある方。その先生がおすすめするのが、耳のツボを刺激して、ダイエットに嬉しいさまざまな効果を引き出すという方法です。
ダイエットには、運動や食事制限がつきものですが、なかなか続かないという方も多いですよね。耳もみダイエットであれば、我慢をしたり、キツイ運動を続けたりしなくても、ダイエットに嬉しい効果があるのだとか。
たとえば、自律神経を整え、食欲を正しくコントロールすることもできたり、内臓の機能を高め、胃腸を元気にしてくれたり。こうした、身体の内側からのサポートは、ダイエットには欠かせないもの。揉むだけなら、試してみる価値もありそうだと思いませんか?
■耳にあるツボって?
耳には、たくさんのツボがあります。たとえば、腎(じん)とよばれる、耳の穴のすぐ上の方にあるツボは、水分代謝を高めて、むくみを解消する効果や、耳鳴り解消にも効果があります。
また、耳の穴をふさぐ部分にある、飢点(きてん)というツボには、食欲を抑制してくれる効果があります。ついつい食べすぎてしまう、小腹がすいたときに食べてしまう……、とお悩みの方におすすめです。
耳の穴のすぐ下にある、内分泌(ないぶんぴ)というツボには、ホルモンバランスを整えてくれるので、月経不順にも効果的。女性にとって、月経不順はダイエットの天敵。ホルモンバランスが整っていれば、ダイエット効果も高まるはずです。
■耳もみダイエットのやり方
まず、中央の軟骨に指を当て、耳を挟むように持ちます。耳の中央にある軟骨は、耳穴のすぐ上にあるでっぱり(耳穴をふさげるでっぱり)のこと。そして親指は、耳の裏にあてます。
次に、でっぱりにあてている人差し指をで、下から押し上げるように、耳穴のすぐ上の部分で、痛く感じるポイントを探しましょう。
痛い場所が見つかったら、指の腹で1~2秒強めにググっと推します。両耳同時に、3分~5分、食事の20分前くらいにやってみてください。難しければ、耳の上の部分を持ったり、ひっぱったりするだけでも大丈夫。痛気持ちいいポイントを探してみましょう。耳が熱くなるのを感じるので、効いている実感も大きいはずですよ。
ダイエットは、ひとつの方法に偏ると、失敗しがち。カンタンにできる、続けられるものを選んで、いろいろな方向からアプローチしていくといいかもしれません。著者は耳もみすることで、顔がシュッとしたような気がしているので、みなさんもぜひ実践してみてくださいね!