キャバ嬢・ホステス「休日のお誘いはどう断る?」

個人的な仲になりたい……そんなあわよくばという下心は、お客さまの多くが持っているもの。休日に誘ってくるお客さまもたくさんいます。困ってしまう休日のお誘いですが、冷たい断り方をしてしまうと、お客さまとの縁にも関わってしまいます。お客さまとの関係を壊さずにプライベートと仕事の境界を守るには、どう対応すべきなのでしょう?

 

■仕事や予定を口実に

1番断りやすく角が立たないのは、仕事や予定を口実に断る方法。「その日は大事な予定があって……」「実家に帰るのでごめんなさい」と断る人が多いようです。「友人に会う」よりは、「家族と会う」ほうが印象がいいかもしれません。

また、掛け持ち嬢は、「すみません、仕事なんです」「土日も働いているので……」と、仕事を理由に断っている方が多数。土日も働いていると認識してもらえれば、休日に誘われることもグンを減るはずです。

 

■わざと高飛車な態度でかわす

タイプによっては、あえて高飛車な態度でかわすのもひとつの方法。「行くわけないじゃん(笑)」「休日デートはしないよ」と高飛車に断るという手もあります。

相手にしてくれないと思わせることで、むやみやたらに誘われることを回避。ただ、高飛車な態度に怒ってしまう場合もあるので、あなたとお客さまのタイプに合わせて使ってみてください。

高飛車な態度で断るのは、冗談が通じる相手を選ぶことが大切。また、LINEやメールなどは、受け取り方次第で誤解が生じやすいので、直接誘われたときにだけ、冗談っぽく断るのがポイントです。

 

■休日デートは高いとアピール

「休日デートはしてもいいけど、その分見返りがほしい」と考える人も多いと思います。実際、筆者の周りにはお客さまとこっそり休日デートしている人も。

ただし、誘われるがままに応じてしまうと「なんでも応じてくれる女性」と思われてしまい、あとあと面倒なことになりかねません。個人的に会えるからとお店に来なくなってしまう場合もあります。

「デートしてもいいけど、10回同伴してくれたらね」「私の休日デートは高いよ?(笑)」とにっこり伝えて、その場は断るのもひとつの方法。あくまでも休日デートはお客さまが応援してくれた分の見返りと思わせることが大切です。

 

■面倒すぎる場合は、はっきり断るのもひとつ

曖昧な態度をとることは、お客さまが「イケるかも」と期待する元となってしまいます。あまりにもしつこく誘ってくるお客さまには「休日はお客さまと会わない主義なんです」とはっきり伝えるのもひとつ。

個人的な関係で売り上げを伸ばすやり方を否定するつもりはありませんが、筆者は、仕事とプライベートをきっちり分けるのもプロだと考えています。自分がどんなスタンスで働いているのか、お客さまに理解してもらう努力も仕事のひとつではないでしょうか?

 

■おわりに

お客さまだから……となんでも応じる必要はありません。筆者は「お客さまの期待に応えなくては」という気持ちで、疲れてしまったホステスをたくさん見てきました。自分を犠牲にしてまで働く必要はありません。楽しく働き続けるためにも一線を守って、お客さまといい関係を築いていきましょう。

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