春頃から、ジワジワと攻撃を開始してくる紫外線。日焼け、シミ、そばかすなどの被害を受けないためにも、日焼け止めでしっかり防御していきたいところ。とはいえ、せっかくの日焼け止めも、正しい使い方をしていなければ意味がありません。自分の使い方が間違っていないか、チェックしておきましょう。
■朝に塗ったら1日持つの?
答えはNO。どれだけ朝にしっかり塗ったとしても、汗をかいたりすれば流れ落ちていきますし、日焼け止め自体の効果も、丸一日続くものではありません。
理想は、2~3時間おき(屋内なら4~5時間おき)に、塗り直しておきたいところ。ただし、メイクのうえから、クリーム系の日焼け止めを塗り直すのはNGです。
水分を含んでいるため、ファンデーションが崩れてしまうのです。メイクをしているときは、まずティッシュで余計な水分を拭き取って、そのうえからスプレータイプの日焼け止めをシュッ。紫外線防止効果を持続させましょう。
■顔と体で塗り方は違うの?
日焼け止めを顔に塗るときは、おおよそ1円玉程度の量を手に取ってから、両頬・おでこ・鼻・あごの五か所に乗せて、ゆっくり伸ばしていきます。(日焼け止めの種類によって、手に取る量が多少変わります)
首は、10円玉程度の大きさを取ってから、均等に分散してのせてから、下から上を基本にのばしていきましょう。
腕や脚は、直接肌に日焼け止めをおきます。線状に乗せてから、大きく円を描くように、ゆっくりのばしていきましょう。急いで大雑把に伸ばしてしまうと、塗りムラが出てしまいます。塗る面積が多いので雑になりがちですが、丁寧にのばしてください。
■顔で特に丁寧に塗る場所は?
丁寧に塗りたい場所は、ズバリ塗り忘れをしやすい場所です。
・髪の生え際
・眉間の間
・まぶた
・耳
・小鼻のわき
・唇
・フェイスライン
・首の後ろ
こういった場所は、どうしても塗り忘れが多くなりがち。より丁寧に、小刻みにゆっくり塗り広げてください。うっかり塗り忘れたままだと、そこだけ日焼けしてしまう自体にもなりかねませんし、肌トラブルの元となります。塗り忘れに警戒すると同時に、落とし忘れにも注意しておきましょう。
■去年の日焼け止めは使える?
そろそろ日焼け止めを……、あ! 去年のがまだ残ってる! なんてこともあるかもしれません。でも、去年の日焼け止めって、安全に使えるのか少し心配になりますよね。
未開封・未使用で、直射日光や高温多湿を避けて保管されているものなら、大丈夫です。多くの市販品は、この状態であれば、3年はちゃんと品質を保ってくれるのです。(商品にもよるので必ずパッケージを確認してください)
ただし、開封されていて、半分残っている、というような日焼け止めは△。酸化していたり、雑菌が入り込んで繁殖していたりする危険も……。肌トラブルを避けるためにも、新しい日焼け止めを買うのが賢そうです。
■おわりに
夏の紫外線予防に必需品の日焼け止め。でも、正しい使い方をしていないと、せっかくの効果が期待できません。輝く肌を保つためにも、日焼け止めは丁寧にしっかり塗りましょう。