仕事だけど頭が痛い……すぐできる!「応急処置まとめ」

頭痛が強くてどうしようもない。でも欠勤するわけにもいかない……。そんな悩み、よくありますよね。二日酔い、風邪、肩こりなど、頭痛の原因にはさまざまなものがあります。それぞれの原因にあたりがつけば、つらい頭痛を少しはましにはできるはず。医師が解説していくので、みなさんの参考になれば幸いです。

 

■応急処置1 二日酔いのとき

昨日飲み過ぎてまだお酒が残ってるなぁ、というのはなんとなくわかるはず。思い当たるところもありますしね。夜働いていらっしゃるのであれば、お仕事を頑張った証拠ともいえるかもしれません。

二日酔いの頭痛が起こる理由は、「脱水」「身体に毒素がたまっていること」「頭の血流が悪くなること」の3つ。まずは水をたくさん飲んで、身体の毒素を薄めて、おしっこの量を増やしていきましょう。

頭の血流をよくするためには、コーヒーやコーラがおすすめ。これらに含まれるカフェインには、頭の血管を広げてくれる効果があるので、お水と一緒に摂取してみましょう。

 

■応急処置2 寝不足のとき

お酒が入っていたり昼夜逆転していたりすると、寝不足になって頭が痛くなることもしばしば。でもそれは、夜の仕事をしていると避けられないことですよね。そんなときは、仕事までの間に少しでも長く睡眠をとりましょう。5分でも10分でも、寝ないより寝るほうがずっとましです。

もし寝ることができなくても、目をつぶってじっとしているだけで、休憩になります。目から入ってくる情報はとても多いので、それをブロックするだけで、脳と身体を休めることができるのです。

そして、今夜はお酒を控え、帰ったらゆっくり寝ると心に決めること。寝不足の頭痛が起こりやすいのは、無理をした翌日です。予定を入れず、しっかり休むようにしましょう。

 

■応急処置3 持病が起きやすいとき

「もともと頭痛持ちだ」という方もいるでしょう。よくあるのは、肩こりや緊張が続くことなどが原因で起こる「緊張性頭痛」。この場合は、いつも飲んでいる鎮痛薬をすぐに飲んでください。そして仕事までの間、少しでもいいので、目を閉じて休む時間を取りましょう。

「片頭痛」の場合も、乱れた生活習慣や、疲労が原因であることが多いもの。いずれも、応急処置でできることは限られていますが、我慢するよりはずっといいはずです。

夜の仕事には、付きまといやすい「頭痛」。今回は比較的多くみられる原因ごとに、その応急処置の方法を説明しましたが、一番よいのは頭痛を起こさないことです。

できるだけ無理はせず、お酒は控えながら、ゆっくり休む時間を取るようにしてください。そして、あまりに頭痛が強いようなら、諦めて休むことも考えて! 無理して出勤して、その後さらにひどくなったら余計にまずいですから、どの程度かしっかり見極め、賢く対処していきましょう。

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