夜の仕事は、ただでさえ落ち込みやすいもの。お客さんがたくさん来たり、昼の仕事が忙しかったりしたら、体力も気力も削られて当然。そんなときに人と会うなんて、もはや拷問! なんて思われている方も多いのではないでしょうか? でも、仕事ですから、人と会わないわけにはいきません。こんなときは、一体どうすればいいのでしょう?
■休むのもひとつの方法
一番いいのは、しんどくならないように予防すること。どんどんたくさん仕事を入れたくなる気持ちはわかるけど、それが続くと身体も心も弱ります。
こんなときには、ゆっくり休んで回復を待つ以外にありません。身体や心のエネルギーは、無限にあるわけじゃありません。お酒が入ってると、身体はアルコールを外に出そうと頑張りますし、余計に弱るもの。サボっているわけではありません。辛いときには、休むのも仕事のうちと割り切ったほうが、結果、仕事がうまくいくケースも少なくないのです。
「予定入れられずに、一日寝てた……これってひきこもり?」と、落ち込むかもしれませんが、身体を大事にするという、大切な時間と前向きに捉えてみてください。
また、ちょっとでも元気があるのなら、家で映画みたり音楽聞いたりマンガ読んだり、いろんな気分転換があります。とにかく人に会わない! ストレスからは逃げる! これ、鉄則です。
■休めないときは?
そうは言っても、シフト入れちゃったし……。じゃあ仕方ないですね。しんどい状態であることを、周りの子やスタッフに、できるだけ伝えてみましょう。「今日はしんどいから、うまくできないかもしれないけど、ごめんなさい」って。
いつも通りだと思われて、お酒を飲まされたり、ミスしたりしたら、普段のあなたもできない人だって思われちゃうから、先に理由を言っておくのです。
キャストを大切にするお店であればきっと配慮してくれますし、周りに言いにくいのであれば、大きな声では言えないですが、もっと、まともに扱ってくれる店を探すほうがいいかもしれません。
また、会わないといけない人が彼氏だったりしたときも、しっかり相手にしんどいと伝えてみてください。夜職してるってバレたくないなら「昨日会社で色々あって……」といえばなんとかごまかせるはずです。
ホステスだから、いつも人に会うのが好きじゃなきゃいけない、なんてことはありません。ホステスだって人間。人に会うのがしんどくなることだってあります。だから、大丈夫。プロ意識を持ちすぎるのも、自分にストレスを掛ける原因です。どうぞ無理をしないように……。長い人生! ゆっくりやっていきましょう。