お米を見直そう!「古代米」で美人さんへ……!


美人を作るのに、効果的と思われているスキンケアやサプリメント。でも一番効果的なのは、毎日の「食」を見直すことかもしれません。とくに、お米は日本人の主食。最近では、品種改良された「古代米(こだいまい)」を、食卓に取り入れる美人が、増えているそうです。今回は、そんな古代米の魅力に迫りました!

 

■古代米ってなに?

古代米(こだいまい)とは、人の手が加えられていない、自然のままの原生稲からとれるお米のこと。ひとつの稲から、たくさんのお米がとれるように品種改良された、現代の稲とくらべ、古代米はひとつの稲から少ししかとれません。

 

それでも、生命力が強く、荒れ地であっても、無肥料・無農薬で丈夫に育つのが、古代米の特徴。「赤米」「黒米」「緑米」などの種類があり、それぞれの古代米に、美容に良いとされる成分が含まれています。

 

■古代米に含まれる栄養素

 

古代米は、ぬかの部分に、どんな色素が含まれているかで、種類が決まります。赤い色素であるタンニンなら「赤米」。紫黒色の色素であるアントシアニンになら「黒米」。緑色の色素なら「緑米」。一般的なお米の白とくらべると、ずいぶんカラフルですよね。

 

古代米のほとんどは「赤米」。赤飯の起源とも考えられています。白米とくらべると、たんぱく質、ビタミン、ミネラルが多く含まれています。あっさりとした食感で、粘り気が少ないのが特徴です。

 

「黒米」は、おはぎの起源ともいわれていて、祝い米として大切にされてきました。白米にくらべ、たんぱく質、ビタミンB1・B2、ナイアシン、鉄分、カルシウム、マグネシウムが豊富に含まれています。

 

「緑米」は、白米にくらべると、亜鉛やマグネシウム、食物繊維が多く含まれており、モチモチとした食感が特徴的です。パサつく食感が苦手という場合には、緑米がいいかもしれません。

 

■ご飯に混ぜて炊くだけでOK!

 

古代米の食べ方は、いつもの白米に古代米を1~2割前後混ぜて炊くだけでOK。古代米ごとに、注意点を抑えておくとおいしく炊けます。

 

・赤米

白米に対して1割程度。研いだ白米に、赤米を軽く入れて水洗いします。夏場は30分、冬場は60分を目安に、水に浸してから炊きましょう。

 

・黒米

白米1合に対して、大さじ1杯くらいが目安。黒米は、洗いすぎると、色素が流れてしまいやすいうえ、水分の吸収が、白米よりも遅いのが特徴です。白米とは別に、水で軽くすすぎ、2時間以上水に浸して炊きましょう。漬ける時間が長いほど、柔らかく炊き上がります。

 

・緑米

白米1合に対して、大さじ1杯くらいが目安。研いだ白米に、緑米を入れて、軽く水で洗います。白米を炊くときよりも、水を1割程度多めに入れるのがポイント。1時間以上水に浸し、いつもと同じように炊きましょう。

 

慣れてきたら、お好みで古代米を増やすのも◎。食物繊維や栄養価が高いと、古代米だけで召し上がる“古代米通”もいらっしゃるようです。

 

少し炊くのに時間がかかりますが、女性に嬉しい成分が豊富な「古代米」。彩りも豊かになるので、ご飯を使ったお料理のときなどに、チャレンジしてみてはいかがでしょう?

Tags #, #

RANKING